畑の作物や芝生の生育には、適切な土壌水分量の管理が重要です。
しかし、土壌水分量は見た目では判断しづらく、土を採取して直接計測する作業は時間と手間がかかり現実的ではありません。そのため、土壌水分量を簡単に計測し、即座に手元の端末等で遠隔で確認したいというニーズが年々高まっています。
こうした要望にお応えするため「クラウド型土壌水分センサー」の開発に協力いたしました。
高精度に計測ができる土壌水分量センサーと蓄積データをスマホアプリで管理できるシステムを無線通信で組み合わせ、IoT化を実現しています。
本製品に採用した「ＴＤＲ土壌水分センサー」（クリマテック㈱製）は、時間領域反射方式の土壌水分計です。土壌に差し込まれた針状ロッドから電磁波が反射する時間を検証。反射時間が誘電率に比例することを利用して土壌水分量を計測します。
手元のパソコンやスマホ端末でデータを受信し、即座に確認することができます。
取得データは、日時と位置情報、表面温度とともに、リアルタイムでスマホアプリからクラウドに蓄積されます。本アプリは、各種パラメータの設定変更も可能ですので、目的に応じて細やかにお客様のニーズにお応えします。
クラウドセンシングモニタを導入した場合には、蓄積データの位置情報をもとにMAP検索ができ、CSV形式のダウンロードや、グラフ化も可能なため、状況に応じた多角的なデータ分析に活用できます。
また、本体の重量は約2.5㎏（スマホ装着前）と軽量で手軽に運べる上、膝を曲げずにセンサーのロッドを土壌に差し込むことができ、作業する方の体への負担を軽減する設計です。
「クラウド型土壌水分センサー」は、畑や芝生など栽培の規模に関わらずご使用いただける製品です。土壌水分量を計測し、農作物の品質向上や美しい庭の維持管理に役立ていただきたいと思います。
本製品についてのお問い合わせは、当社までお気軽にご連絡ください。
【協力会社】
株式会社 パブリックリレーションズ https://www.public.co.jp/
株式会社 東豊機工 https://tohokiko-sapporo.jimdofree.com/